【ブログ運用】個人ブログを本格運用するためサーバを引っ越しします(した)。

らい・てっくらぼの活動

概要

今年は試験的に始めてた個人ブログ運用を本格稼働に向けサーバ移行と運用の変更をしました。結論を言うと品質とコストのバランスよくなっているので非常に満足です。なのでお引越し検討から引っ越し作業と完了後に至るまでのフローを載せておきます。ある程度のサーバ知識を有していて、コストを安く品質の高い個人ブログはやっぱりほしいなーとか、個人ブログほしいけどどの程度お金かかるんだろ?などと検討している方の一助となれば幸いです。

また、より技術的なことはqiitaに順次掲載していきます。

そろそろ引っ越ししないと…

10月頃からGCPの無料期間やドメインとSSLの更新時期が近くなり、今後どうしようか含め検討を開始。引っ越し全体を要約するとこのような段取りで進めていきました。

  1. 計画・要件定義(2020年10月前半)
  2. 実施計画(2020年10月後半)
  3. 実施(2020年12月前半)
  4. 新しい住まいの運用(2020年12月後半)

1.計画・要件定義

要件定義:今後ブログをどうするか(次年度の目標でもある)・今後営業用の公式ページにする(業務実績やコンタクトできるよう、サイトを拡張しり)・あまり更新できてない(してない…)技術ブログをふやしていく。でも自分なりの楽な更新の仕方を考えるのが大事。・PVの目標値は設定してないが拡張できるよう移行しやすいようにする。・初期コストはできるだけ掛けない。

2.実施計画

まずは引越し先の設定。選定基準は以下。

  • サイトは常に拡張していけるよう、サーバー移行をしやすいようにする。
  • 初期コスト・月額コストは抑える(大事)

要件と今後を踏まえ、サービス、コスト・サーバースペック・通信帯域・その他事情を踏まえて比較。

Noサービス費用スペック通信帯域その他、使ってみた感想
1GCE Allways Free0円〜
(無料枠)

CPU:1
MEM:0.6GB
Disk:30G HDD
(f1-microインスタンスのスペック)
1GbpsIPアドレスや通信は有料となるため0円ではない
(だいたい月200円前後くらいになると思います)
無料枠対象リージョンが以下に限定。サーバは日本から遠い。
「オレゴン: us-west」
「アイオワ: us-central1」
「サウスカロライナ: us-east1」
従量課金は変わりないので、万が一高額請求が心配
(心配性です…><;)
2さくらレンタルサーバー524円
(税込)
※年間一括払いの場合
100G HDD?Gbps2週間のお試しがある。
レンタルサーバはカスタマイズ性が低く自分のニーズに合わず断念。。。
ただし、ドキュメントが豊富に用意されおり、手順どおりにすすめると出来上がるので、専門的な知識がなくともブログが作れる。
3NTT WebArena Indigo349円
(税込)
CPU:1 
Disk:20GB SSD
MEM: 1GB
100Gbpsスペック・通信帯域からみてコスパ高し。
最低利用期間や初期手数料など制約もなく、気軽に開始・終了できる。
4(採用)
AWS Lightsail
$3.5~
(約400円)
CPU:1
MEM:0.5GB
20G SSD
1Tbpsスペックは選定サービス中では一番低い。
国内サーバ(東京リージョン)があるので低レイテンシー。
EC2へ移行できるようになった。
明朗会計。インスタンス・ネットワーク通信費用がセットでの提供のため、実質固定費(規定上限を超えると従量課金)
地味に嬉しい1ヶ月無料期間($3.5インスタンスタイプのみ)
各サービス比較一覧

ということからAWSのLightsailを採用。
嬉しい明瞭会計の固定金額ではあるが、一定量の通信量を超えるとリージョン別に従量課金となる。
詳しくはここに書いてある。
■Lightsailよくある質問
https://aws.amazon.com/jp/lightsail/faq/
ただ、相当なアクセス(数百万PVレベル)でなければ課金対象とならないので、あまり心配していない。
というかそこまで行くのであればちゃんと広告などの収益を考えたうえで、パフォーマンスの高いインスタンスの移し替えやEC2・ECS等に移行する。

これを機にAWSの資格もしようと思う。ちゃんと設計すれば他の人がサイトついくりたいと言ったら作るしね。
あと地味に嬉しいのが1ヶ月無料(2回言ったw)

3.実施

運用要件から詳しい構成などはqiitaに順次掲載します。

4.新しい住まいの運用

こんな費用感で現在運用になっています。

カテゴリ移行前移行後
ドメイン費用1,580円/年1,580円/年
SSL証明書980円/年0円/年
サーバ費用0円約400円/月

不要となったもの 
SSL証明書 -> Let’s Encryptに変更
Let’sEncryptはドメイン型証明書なので、信頼性が低いのが難点。営業を始める時か悪さされたらEV証明書を取り直す予定で、現時点はこれでいい。
結果的にはコストは上がっていますが2年目以降での正式運用と全体パフォーマンスのバランスを見てまずまずだと思います。
実際に運用始めていますが、コンテナ上の動作でも表示速度に支障なく個人的には満足です。